2012年11月16日

鳥害対策-3

 今年も、サンフジりんごは、上出来の感じです。
鳥害対策-3

 心配していたツル割れですが、殆ど出ることもなく、贈答率もかなり高く、品質 収量ともに期待が持てます。

 そこで、気になるのが鳥害です。 リンゴの場合、鳥に対しては無防備で、10月のりんごのシナノスイートに関しては、鳥害による被害は甚大でした。

 この調子で、サンフジも被害にあったのではたまらないので、様々な鳥害対策をとりました。

 そして、これが最終兵器『ロケットバング』になります。
鳥害対策-3

 150mmの砲身から、プラスチックの玉がワイヤー越しに飛び出し、その爆音と、プラスチック球の動きで、鳥を脅かして、果樹園に鳥を近づけないという装置です。
鳥害対策-3

 カタログ値では、射程30mですが、使ってみた感じ、50m位まで使えそうに思います。

 原理は、プロパンガスで、玉を斜め上に打ち上げて、重力で、ワイヤーをつたわって玉が戻って来るというものです。

 調節は、
・爆発力(プロパンガスを供給するバルブが開いている時間を調節) → プラスチック球を発射する威力と、爆音が変わる。
・発射間隔 20秒~10分間 位の間で調整可能
・昼作動 夜作動の切り替え → 光のセンサーで昼間のみの運転を選択

 爆音だけでは、鳥レベルでも学習能力を発揮して防鳥効果が低下してしまうということで、爆音と運動物(プラスチック球)のダブルで防鳥効果の低下を防ぐという考えで、現時点では、最も効果的な装置?ということらしいです。

 金額も10万円オーバーと、なかなかの値段ですが、今年のリンゴの被害金額を考えると、設置もやむなしか?という感じです。

 防鳥効果の低下さえ限定的ならば、今後 20年位は使いたいと思っています。

 そうなれば、年間で数十万円にのぼる鳥害被害を一年あたり数千円の設備で防ぐことができるので、非常に安い買物だったといえるのですが、さてどーなることでしょう。
 



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Posted by クラウン at 16:56│Comments(0)農園
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