ぶどう(デラウェア)の花

クラウン

2011年06月04日 20:59

 ウッドデッキのラティスは、ぶどう棚となっており、デラウェアを無農薬で放任栽培しています。

 今日 一番最初の花が咲きました。

 明日か明後日にはどんどん咲き出し、甘い匂いが香ってくることと思います。

 このデラウェアの開花は、本職の巨峰の栽培にとって、とても重要です。
 デラウェアが咲き出した後 約10日で巨峰が満開となります。 すると、今年の巨峰の満開日は15,16日位となります。
 これから逆算して、ぶどうの作業、防除の日程を立てていく為です。

 ぶどうは枝が伸びるのがとても早く、あっという間に棚が埋まってしまいます。ラティスの半分は埋まってしまい、もう半面も、今年の成長で埋まることでしょう。


 流通しているデラは種が有りませんが、ここの棚でできるデラには種があります。
 種ナシにする為に、ジベレリン(植物ホルモンの一種)処理を行います。しかし、ここで栽培するデラは無農薬の放任栽培にしているので、この処理を行いません。

 放任栽培と言っても、最小限の手入れを行います。
①剪定:4月上旬までに、余分な枝を取除きます。
②誘引:伸びた枝を空いたスペースに固定します。
③摘房:着果数を制限します。
④袋掛け:ぶどうを虫、鳥、病気から守ります。
この4つの作業を行うだけで、ウドッデキの上には、美味しいブドウが実ります。
 ウッドデッキで食事した後、手を伸ばせば、デザートが吊り下がっているのです。

 単純に比較すれば、放任栽培のデラより、手間隙、肥料 農薬をかけた本業のぶどうの方が数段美味しいに決まっています。
 それでも、食事後 ひょいと手を伸ばして食べるデラは、違った意味でとても美味しく、幸せを感じる食材です。

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