炭焼き

クラウン

2012年03月26日 21:14

 剪定枝の有効利用

①:炭焼き
②:まきストーブの燃料
③:粉砕して畑の肥料に

今のところ、剪定枝は、野焼きが認められています。

 私の思うベストは、炭焼きをして炭と、木酢液を作って、それを再び果樹園に還元することです。

 今年は、御近所さんから、まきストーブ用にリンゴの太枝を分けて欲しいとの依頼を受けましたので、太枝はまきストーブ用にさしあげて、細枝は、例年通り炭焼きをすることにしました。

 炭焼きも、私は、2つの方法で行っています。
1つは、この辺で昔からやっている野焼きの方法。

 もう1つは、ドラム缶を改造した釜を使う方法で、こちらは、炭と木酢液の両方ができます。 ただし、一回に投入できる枝の量がドラム缶の半分ほどなので、大量には炭焼きを行えません。

 今日の炭焼きは野焼きの方法で、残りの枝は、後日 ドラム缶の改造釜で、木酢液と炭を作ることにしました。

 従来通りの炭焼き方法は、
・任意の大きさの釜を堀ります。(我家の釜は、直径3m位)
・種火を作ったら、太い枝から燃やしていきます。(今回は、太い枝は無いので、細い枝のみ)


炭を焼くには、酸素の供給を不足させなくてはいけないので、火が出てきた場所に、枝を被せて行きます。

今日、炭焼きしたのは、細枝のみで、軽トラ10台分位

 枝を全て投入し終わったら、生の枝が燃えるまで、少し待ちます。

頃合を見て、水をかけます。SSを使えば楽勝
今度は、水蒸気で酸素の供給を絶って、中を蒸焼きにします。

 ここまで来たら、昼休み(蒸焼き時間)

 昼休みが終わったら、再度水をかけて、出来上がり。(今回は、細枝ばかりなので、蒸焼き時間は、あまり必要ありませんでした。)

あんなにあった枝も、炭にしてしまえば、1/10位になってしまいます。

後は、一輪車に載せて、果樹園に撒いて終了です。

ちなみに、改造のドラム缶釜はこれです。

そして、野焼きが認められなくなってしまうと、これで粉砕して肥料にします。

 私としては、炭の効力は大きいと思っていますので、(炭が微生物の住処になり、微生物が増えることで、土壌の地力が上がり、・・・最終的に、良質な果物が生産できる)剪定枝の野焼きが、今後も認められることを望んでいます。

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